2016年07月07日
私とYPGとFIELDCRAFTと
やってきましたFIELD CRAFT謹製YPGパッチ。
・・・ベースの色違うやんけ!
[ U.S. special operations forces are seen in the northern Syrian province of Raqqa on May 25, 2016. ]
YPG旗を見てわかるように、この場合イエローベースで制作するのが正解なんですよね。
グリーンベースは女性部隊のYPJ旗のカラーになんですよ・・・
色と文字がちぐはぐなのが流石超大国 A★ME★RI★CA って感じで素敵ですね!!(にっこり
着用している実物パッチと比べてもFIELDCRAFT製はサイズもでけ~~~~~です。
う~ん、なぜ足して2で割ったし・・・・
しかしながら、FIELDCRAFT謹製YPGパッチは、実際に使用されているものを再現しようというものではなく(たぶん)、あくまでも前線で活動している仲間を応援する意味合いで作られたものなので、色が違うとかサイズがでかいとか文句を垂れるのはお門違いなわけなのです。
はい。(自己暗示)
収益も支援にまわされるみたいですね。
で、本題はここから。
FIELDCRAFTがなぜYPGパッチを作ったのかには実は国家レベルの炎上事件が背景にあったんですね。
ことの始まりは、民間メディアによって撮影されたシリアで活動するアメリカ国籍SOFの写真が発端でした。
(さっきの写真に戻ります)
SEALっぽい人が肩にYPJパッチ貼ってる!ODAっぽい人がYPGパッチ貼ってる!とマニア的に興奮してたのもつかの間、メディアを介しこの事実に気づいてしまったトルコ政府によるバッシングが始まるのです。
トルコ「ちょ、YPGってPKKの一派やぞ。テロ組織のパッチをアメリカが付けるとかマジでイミフ」
アメリカ「軽率でした。すんません。すぐに着用をやめさせます。」
トルコ「ホンマかんにんしてや!?なに考えとんのお宅の軍隊は」
アメリカ「ホント。すんません。着用禁止にしますんで、今回は見逃してちょ」
PKK(クルディスタン労働党)とは、クルド人の独立国家建設を目指す武装組織のことで、現在トルコやアメリカではテロ組織として指定されています。一方YPG/YPJはシリアを中心に稼働するクルド人組織ですが、トルコ政府はこのYPGをPKKの一派という認識で捉えていたんですね。
アメリカではYPGは特にテロ組織指定はなく、共通の”敵”であるISISと戦う現地勢力という認識だったわけで・・・共同戦線をしく特殊部隊は、仲間のしるしとしてYPG/YPJのパッチを非公式ながらも着用していました。が、これが運が悪くメディアを通して国家レベルの炎上事件へと発展したわけなのです。官僚たちもあちゃ~~ってなったことでしょうね。
PKKとYPG/YPJのイメージ図
この一連を見ていたアメリカ特殊部隊出身者多数のFIELDCRAFTは「何いうとんじゃ~~~!」と大激怒!
#FUCK TURKEYのハッシュタグと共に、現地の仲間をサポートすべくYPGパッチを予約販売するという意思表示にでたわけです。
しかも多く買えば買うほどノベルティが豪華になるサービスっぷり。
5枚 ⇒ オリジナル トラッカーハット
10枚 ⇒ ハット&Tシャツ
25枚 ⇒ オリジナルメディックキット
50枚 ⇒ オリジナルサバイバルキット
どんだけばら撒くつもりかよと。笑
ちなみに有志を募って10枚ほど購入いたしましたが、Tシャツだけでハットは入っていませんでしたw
着用禁止令が出たものの、一時期SOFが着用していたことには変わりはないので
マニアとしては実用品が届くものとワクワクしてたんですが
届いてびっくり。デザインが合ってなさすぎで、ちょっと落胆したり。笑
結果として彼らの支援に携われたという事実は変わりはないので、記念品としてそっとパッチブックに加えたのでありました。
個人的には女性がた~~~くさんいるYPJパッチ・・・ほしいですね・・・
クルド人女性って凛として素敵なんすよ・・・・
ちなみにFIELDCRAFTでは、現在でもノベルティなしで購入可能なようですので、支援がてらに一枚いかがでしょうか?
”YPG Flag Patch for care packages for the troops at war”
ちゃお~